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パワーポジションを維持したまま俊敏に動く!
突然ですが皆さんはカニ歩きで素早く動くこと、できますか?
カニ歩き、つまりはサイドステップですが、サイドステップで速く動くには、次のことを気を付ける必要があります。
- 膝を軽く曲げて、お尻を後ろに出して高めにキープする。
- 両ひざを軽く内側に入れて、肩幅より大きめにスタンスを取る
- 頭が上下に動かないようにする
- 足は大きく踏み出さず、ステップを細かくする
- 両腕でしっかりバランスを取る
特に頭を上下に動かさず、横に動くのは太ももの筋肉がしっかり使うことになるので普段運動をしない方には相当辛いです。
しかし、このカニ歩きの態勢はパワーポジションといって、下半身の力を最大限に使うための基本姿勢です。
この姿勢からの動き出しを早めることで、運動時における瞬発力を鍛えることができます。
ただこのパワーポジションを維持しながら動くのは大人にとってもなかなか辛いこと。
こどもの場合、辛いので嫌がりますし、やってくれたとしてもすぐに飽きてしまいます。
そこで我が家では鬼ごっこのひとつとして取り入れることで、楽しくこの動きをできるようにしています。
「カニ歩き鬼ごっこ」やり方はとても簡単!
「カニ歩き鬼ごっこ」のルールはシンプルでカニ歩きで鬼ごっこをするだけです。ただし方向転換をするときは右足から動いていれば次は左足から、左足から動いていれば右足から動かしてもらうようにします。
ルール自体はシンプルですが、サイドステップを子供に覚えてもらうのは案外大変です。
特に頭が上下しがちなので、ぴょんぴょん跳ねるように動くのではなく、腰を落とした状態で頭の位置を変えずに動くように繰り返し言ってあげる必要があります。
「カニさんは跳び跳ねないよ」など楽しく声かけしてあげてくださいね。
また、最初のうちは意識しなくてもよいかと思いますが、カニをイメージすると膝が体の外に向きがちですが、膝を内股ぎみにして動くのも大事なポイントです。
頭の上下が少なくなってきたら膝を内向きにすると、うまく体重移動ができるようになり、サイドステップのスピードをあげることができるようになります。
長男(5歳)と次男(3歳)とやってみた感覚としては、3歳にはまだ早かったです。長男はサイドステップの方向転換で体がうまく動かせず混乱していました。まだルールを覚えるまで時間が必要そうですね。
ちなみにサイドステップのトレーニングには向かい合って鏡のように同じ動きをするというものがあります。
もし鬼ごっこがうまくできないようであれば、こちらの方が親と同じ動きをすればいいので、子供には簡単かもしれません。子供の成長具合に合わせてどちらが良いかは試してみていただけたらと思います。
またこのブログでは、カニ歩き鬼ごっこ以外にもいろいろな鬼ごっこを紹介しています。
こどもを飽きさせないよう、様々な鬼ごっこを取り入れながら、子供の運動能力を伸ばしてみてはいかがでしょうか!