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スポーツは下半身が大事!子供にパワーポジションの大切さを教えるには?
「パワーポジション」という言葉を皆さんはご存じでしょうか。
「パワーポジション」とは、下半身の力を最大限に使うための基本姿勢のことです。
昔の言葉でいうと「腰を落とす」というのでしょうか。
このパワーポジションを取ることで、前後左右への動き出しやストップ&ダッシュの素早さが必要なテニス、サッカー、バスケなどの球技全般のフットワークを劇的に改善できます。
パワーポジションの作り方はこんな感じ。
- 足を肩幅より少し広めに開き、つま先と膝が同じ方向に向くようにする。
- 背中はまっすぐにし、上半身を前に傾け、お尻をまっすぐ引くイメージで高く保つ
- お尻を引くときに、膝も軽く曲げる。
- 上半身の力を抜く。

最終的にはジャンプしてもらって、跳んだ瞬間にこの姿勢になれるのが理想です。
とはいえ、子供にこの姿勢を教えるのはなかなか難しい…。
パワーポジションのトレーニングにこどもと「手押し相撲」をやってみよう!
そこで、このパワーポジションが体感できるのが「手押し相撲」です。
やり方はこんな感じです。
- まず、子供にパワーポジションを作ってみてもらいます。
- 親は子供が力が出せそうなところに立って、しゃがみます。
- 最初から手を合わせた状態から押して子供が踏ん張れるかまず、確認しましょう。
- 力をうまく入れられるようになってきたら、親も立ち上がり(しゃがんだままでもいいです。)、手を離した状態から押して勝負です。
このとき大事なのが、親も低い体勢で子供と手押し相撲をするという点。
親の掌が子供の肩より少し下に来るようにしてあげてください。
子供の肩より上の位置に大人の手の平があると、子供の体が伸びあがってしまってうまくパワーポジションを取れません。
パワーポジションを取れていない状態では、少し押しただけでグラグラします。
子供がグラグラしないで踏ん張れる感覚を身に付けるまで、楽しく遊んであげてください。
次男は3歳ですでにパワーポジションができる!?運動神経抜群じゃなくても、できることから始めよう!
我が家の長男はまだまだぎこちない動きですが、ちょっとずつ頑張っています。
この姿勢がすぐにとれるようになってきたら次は動き方。動けるようになるにはカニ歩き鬼ごっこなどで遊んであげるのがよいかなと思います。
不思議なのは次男が、何も教えていないのにもうパワーポジションが安定して取れるところです。
長男、足は速いし、運動会でも活躍するタイプなのですが、なぜかこういう一つ一つの動きは苦手です。
長男がいたからこそ、ここまで運動能力開発をいろいろと考えてしまうのだと思いますが、気長にやっていこうと思います。
子供の運動能力の発達は本当に差があるなぁと実感します。
小学生になって競争意識が出てくると、子供も周りと自分を比較したくなるもの。
そんなときに、ひとつでもふたつでも、子供が自分の強みを見つけられるようにしてあげたいですね。