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子供に2,440円入った財布をプレゼント!

長男はいま年長さん。来年度から小学生です。

小学生になったら、お小遣いもあげる予定なので、フライングでお財布を買ってあげました。そしてその中には、消毒をしたたくさんの小銭

全部で2,440円です。

1円玉 20枚20円
5円玉4枚20円
10円玉20枚200円
50円玉4枚200円
100円玉10枚1,000円
500円玉2枚1,000円
合計2,440円

しかし、これを外で使うわけではありません

数量の概念数字の位の概念を勉強してもらうには小銭が必要なのです。

そんな親の思惑はさておき、ぴっかぴかの小銭たちにうちの子供は大興奮

事あるごとに自分のお金を触っているようです。

やはりお金は本物に限ります

何かお買い物に行こうとすると、

息子
息子

お財布持って行って、僕のお金で買ってあげようか?

が最近の口癖で、

パパ
パパ

子供部屋もいずれ必要だから、広い家が欲しいねぇ!でも家って高いなぁ…。

なら僕のお財布からお金使っていいよ!!

息子
息子

なーんて言い出す始末でとてもかわいいです。

「僕もお金を使ってみたい!」その気持ちが勉強にはとても大切。

家が買えないことはいずれわかってもらうとして、これで数量感覚トレーニングの準備はばっちりです。

お金に興味がでてきたところで、「親と同じように使えるようにしたくない?」とささやくのです。

パパ
パパ

お金のことわかったら、お外でたまにお買い物お願いしようかなー。

え、教えて!お金僕も使いたい!!!

息子
息子
パパ
パパ

じゃあ、わかるようになったら、一緒にいるときにお買い物しようね

繰り上がりの概念はとても難しい。お買い物ごっこを一緒にやって楽しくじっくりと!

1円玉が5枚で5円、1円玉が10枚で10円といった小さな数字の数量の概念は、ワークブックなどでしっかり教えたので、もともとある程度、基礎がありました(過去の記事)。

でも、10で数字が繰り上がるということを知らないので、また積み上げてあげる必要がありました。

でも、こんなの人間が勝手に作ったルールなので、子供にとっては難しくて当然ですよね。ほとんどの日本人がセンチの感覚はあるけどインチとかフィートの感覚がないのと一緒で、10進法を感覚的に理解するのには時間がかかるということです。

なので、親からはまず10が特別な意味がある数字であることを教えてあげる必要があります。

1円玉が10枚と10円玉が1枚は10円、1円玉が20枚と10円玉が2枚は同じ20円。1円玉が30枚と……

繰り返し、まずはこの感覚を浸透させていきましょう。

とはいえ、子供は「反復練習で習得しろ!」と言われても嫌になるだけだと思うので、まずは1円・10円を使って、お買い物ごっこをしたりするのがよいかと思います。

繰り上がりが意識できてきたなと感じたところで、5円と50円を投入です。

これは5という数字でいったん数字をまとめると数えやすいことを意識してもらうものです。

例えば、身近な例では時計を読むときにも役立ちます。

さらに数字に対する理解が進んできたなと思ったら、100円、500円を投入しましょう。

100円を投入して、1,000円くらいまで作れるようになると、位の概念を理解することができると思います。

ここまでできれば、親が買い物してきたレシートの合計金額を財布から出してみてもらう練習などもできるようになります。

さぁ、お財布を持ってお買い物に出かけよう!

ここまで練習したら、あとは本人に外で実践させるだけです。

我が家では、家族で電車移動するときは敢えてスイカやPASMOは使わず、切符にしたり、コンビニでちょっと物を買うときに子供に財布から必要な小銭を選んでもらうようにしています。

正直、小銭を用意してあげるのは少し面倒ですが、子供の「やってみたい」という気持ちを刺激できますし、子供はとても楽しそうにお金の組み合わせを考えている姿がみられてかわいいです。

また、最近は小銭を持たないお子さんも増えていると聞きますし、購入履歴がわかるから電子マネーを敢えて渡している方もいると聞きます。

これは私の個人的な意見で、あまり理屈はありませんが、小銭の手触りや感触も含めて、数量の感覚を掴んでもらうことはとても大事なことだと思っています。

注意点としては、うちの子がそうだったのですが、どうやらお金を手に入れると、気前よくお金を人にあげたくなったりするようです。

遊びに来た友達に気前よく100円を渡そうとしてました。

金銭感覚はまたお小遣いで身につけていく必要があるので、致し方ないのですが、我が家ではいったん、人にあげるものではないということだけは教えています。

数量の概念や位の概念を理解するために、お金を積極的に使っていこう!

こどもにとって、大人が使っているものはとても魅力的。おもちゃの電話を与えても、本物のスマホを触りたがるように、リモコンのおもちゃを買ってあげても、リモコンを押したがるように、子供は本物が大好きです。

その気持ちを大切にして本物の小銭を使うことで、子供の数量の概念や位の概念をぐっと引き上げることができます。

お財布の中にある小銭を使って、小さな数字から始めてみませんか?

なお、小銭を使う前に1~10の数量の概念や、1,10,100,1000,10000といった位の概念をモノで掴んでおくことはとても大事です。それについてはこちらの記事でまとめていますので、もしよろしければご覧ください!