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子供がオリンピックをみていて、「トーキョーがんばれ!」と叫んでいた。

ちょっと前の話になりますが、昨年、長男はオリンピックで日本の選手が出てくると、「トウキョウ、がんばれ!」と叫んでいました。

確かに、東京五輪でしたからね。

でも、日本の国旗を見せると、「日本!」と答えるというアベコベ状態。

そのときは、「まぁ、いずれわかればいいか」という感じで流してたんですが、先日、息子と話をしていたときのこと…。

パパ、ニッポンってトウキョウと近い?

東京はね、日本にあるんだよ!

パパ
パパ

え、おばあちゃんのいるフクシマって国も近いの?

福島もね、日本にあるんだ!

パパ
パパ
息子
息子

じゃあさ、叔父さんの住んでいるアメリカとフクシマだったらどっちが近い?

せっかく、いろいろと身の回りで起きているようなので、教えてあげたほうがよいかなぁと思うに至りました。

国とか、都道府県とか、意外と口で説明するのは難しい。

しかし、長男に聞かれて、「世界には日本という国があり、日本の中には都道府県という行政区画があって、さらに市区町村に分かれている」ということを教えるのって難しい。

その場はgoogle mapを見せて、一応、解説してみましたが、google mapをスライドさせたり、拡大縮小さえたりして遊んでいて、あまり地図というものには興味がもてないご様子

しかし、せっかくの機会なので、何か都道府県の場所や名前を知ってほしい…。

そう思って、日本地図を探しにいきました。

ただ、おもちゃ屋や本屋さんを探してみても、日本地図はお風呂や壁に貼ったりするようなポスターが多く、経験則的にとても息子がじっくり見るような気はしません。

大好きなパズルなら、都道府県の名前だけじゃなく、形と場所も覚えてくれるのでは。

そこで、息子がパズル大好きなことを理由に、都道府県がピースになったパズルを買ってあげることにしました。

とはいえ、いままでやってきたのは、アンパンマンに、パウパトロールに、機関車トーマスに…とアニメの絵柄が多かったこともあるなかで、この知育玩具感…

息子が興味をもってくれるかは正直、半信半疑でした。

渡して「やってみて」ではうまくいかないと思ったので、都道府県ごとに子供の興味がありそうなエピソードを極力言いながら、一緒にピースをはめていくようにいくようにしてみました

例えばですが、こんな感じです。

青森県:「大好きなリンゴジュースのリンゴはここで作られてるんだよ!」
愛知県:「おじいちゃんの車は、ここで作られているんだよ」
静岡県:「〇〇君と一緒に旅行でいった伊東市があるところだよ!」
埼玉県:「一緒にいった鉄道博物館があるところだよ。電車でこういう風にいったんだよ!」

エピソードに興味があるのか、意外と素直に聞いてやっています。

そして、何度かやっているうちに見慣れてきたのか、後日、知育玩具嫌いの息子が、地図パズルを自発的にやってるではないですか。

奇跡です。知育玩具に興味を示すなんて…。

どうやら長男の中で、これは知育玩具との認識がないようです。

しかも、「これは、おじいいちゃんの車のとこだよね!」とかパズルのピースとエピソードを絡めて記憶しているようです。

実は、ピースと都道府県名は全く一致していないというか都道府県名を読む気もなさそうですが、当初の狙い通り、日本の中に都道府県という概念があるというとは教えることに成功した模様です。

お出かけの思い出と場所を結び付けて、楽しく覚えてもらいたい。

地理は自分も父親から旅行に連れて行ってもらったりした思い出や、出張帰りに買ってきてくれたお土産なんかでいろいろと覚えていたりします。

大げさかもしれませんが、将来的に歴史や政治、哲学などを学ぶうえでも、地理とその気候や風土を結び付けて考えることで、一つ一つの物事に対する理解が深まりますし、また、これらの背景知識を得ることが、こどもの国語力にもつながると考えています。

そんな気持ちもあって、こどもには、地道に地理に興味をもってくれるよう、いろいろと働きかけてみたいなと思っています。

我が家にとっては、都道府県パズルが、そのきっかけになる素敵なパズルになってくれそうです。

皆さんも、子供とお出かけする前に、日本地図を眺めてみてはいかがですか。